2026年4月10日 発行
発行責任者 稲垣直子
目次ここまで
4月よりセンター長に就任いたしました稲垣直子です。昨年10月から副センター長を務めてまいりましたが、このセンターが川崎市の中で果たしている役割の大きさや、視覚障害当事者の皆様、ボランティアの皆様が長い年月をかけて積み重ねてこられたこれまでの歩みを、日々実感しております。私自身、まだ不慣れな点も多くありますが、職員メンバーは、これまでと変わらずに新年度を迎えることができました。これからも、皆様にとって身近で頼れるセンターでありたいと考えています。どうぞこれまでどおり、安心してご利用ください。
今年度は、視覚障害者団体やボランティアの皆様はもちろん、地域にお住まいの皆様とのつながりも大切にしながら、地域の中で支え合う関係づくりを進めていきたいと思っています。また、皆様に楽しんでいただけるイベントを継続して開催し、センターに足を運ぶきっかけづくりや交流の場を大切にしてまいります。
さて、今年度最初の大きなイベントとして、5月9日(土曜日)に春のコンサートを開催します。今回は「津軽三味線 日本一の競演 ~全国優勝者による迫力の三味線コンサート~」と題し、橋本大輝さん、山中裕史さん、椿俊太郎さんの3名にご出演いただきます。若い奏者の皆様ですが、幼い頃から民謡や三味線に親しみ、さまざまな舞台で活躍されています。そして、3名とも大会優勝経験を持つ実力派です。当日は、津軽三味線の迫力ある演奏に加え、民謡や太鼓、胡弓、松岡典子さんの踊りも交え、日本の音楽の楽しさをたっぷりお届けします。すでに多くのお申し込みをいただいておりますが、まだお席に余裕があります。初めての方も大歓迎ですので、ぜひお気軽に足をお運びください。皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
川崎市の日常生活用具において、これまで「視覚障害者用拡大読書器」の給付上限額は198,000円でしたが、4月1日より250,000円に引き上げられました。あわせて、種目名も「視覚障害者用読書器」に変更されました。ご検討の際は、センターへお越しいただき、実機をご確認のうえ、申請手続きを進めてください。
「Uni-Voice Blind(ユニボイス ブラインド)」アプリを活用し、GPSを利用して現在地のハザードマップや避難ルート、気象情報等を音声で読み上げることができる「耳で聴くハザードマップ」を川崎市内において導入しました。スマートフォンを利用することにより、ハザードの確認や災害時の避難行動の円滑化を図ります。スマホ操作方法については、当センターで訓練を受けることができますので、お問い合わせください。
日本郵便株式会社は、1級または2級の身体障害者等で、受付期間内に申し込んだ方に「青い鳥郵便葉書」を無償で配付しています。
貸し出し担当の大森です。皆様は鎌倉に行かれたことはありますか?私は家から鎌倉まで30分程のところに住んでいるため、子供の頃から毎年、初詣は鎌倉に行っていました。大人になってからは、友人と散策した後、カフェでお茶したり、1人で写真を撮りに行ったりと色々な思い出があります。今回は特におすすめの鎌倉スイーツを皆様に紹介したいと思います。
まずはじめは、駅近のカフェ「鎌倉ニュージャーマンカフェ」です。ここは1階が店舗になっており、2階と3階がカフェになっています。2階からはJR鎌倉駅の駅舎が見えて、コーヒーソフトクリーム・かまくらカスター・ドリンクのセットがおすすめです。コーヒーソフトクリームは甘さ控えめで、ふわふわの生地の中にカスタードクリームたっぷりのかまくらカスターも間違いはありません。 次に紹介したいのは、鎌倉駅の西口から5分程のところにある「古我邸」のカフェです。建物自体はスペイン料理店で、庭がカフェになっています。カフェスペースは狭いので、すぐに満席になってしまいますが、ここのデザートは、いつ行っても感動的なおいしさです。コーヒーはホットもアイスも300円(税込)です。 最後に紹介したいのは、カフェではありませんが、イタリアンレストランの「ソフィア・ローレン レストラン鎌倉」です。ここも駅近でランチコースがおすすめです。前菜・スープ・パスタ・パン・コーヒーで2,800円(税込)ですが、長くここにいたいと思わせてくれる場所で、いつもデザート(本日のデザートの他ジェラート・チーズケーキなど)を追加で頼んでしまいます。 ほかにも鎌倉にはおいしいものが沢山あります。これから少しずつ暖かくなっていきますので、皆様もぜひ鎌倉に出かけてみてはいかがでしょうか。皆様、こんにちは。訓練担当の田中です。
私はおととしの4月に川崎アイeyeセンターに入職しました。入職できてとてもうれしかったのですが、困った問題が一つありました。それは通勤時の歩行です。
私はバスを利用しており、川崎駅前で下車して横断歩道を渡るのですが、この場所が最も厄介な場所でした。横断歩道の幅は約4メートル、横断距離は約8メートルと小さな横断歩道ですが、朝夕のラッシュ時は皆急いでいるのと、かなりの人の往来があり、ほぼ毎回白杖を蹴られます。そのたびに進行方向が分からなくなり、車道に出てしまうこともありました。
私が利用しているガイドヘルパーさんや介助してくださった方々から、こちらの横断歩道で迷っている視覚障害者を何回も助けたことがあると聞いていました。そこで、安全に横断歩道を渡るために、この場所と周辺の横断歩道へエスコートゾーンをつけてもらおうと考えました。私の経験談やガイドヘルパーさん、介助していただいた方々の話を道路公園センターや警察、川崎市役所、市議会議員さんなどに話しましたが、すぐに良い返事は得られませんでした。
それから数か月後、該当の横断歩道や周辺の横断歩道にもエスコートゾーンが敷設され、快適な環境になりました。こんなに早くエスコートゾーンを敷設していただいたのは、おそらく私が声をあげる前から要望があがっていたからだと思います。その要望をあげてくださった方々も私と同様に当事者ならではの視点で関係各所に訴えてきたものだと私は思います。
この出来事から声をあげることの大事さを私は学びました。そしてかかわってくださった皆様に感謝いたします。
先月、日本点字図書館会長の田中徹二が91歳で病気のため急逝しました。思い返せば、2006年に国連で障害者権利条約が採択された際、田中は当事者として大変喜んでいました。当時の私は、はるか遠くの国連を、自分の喜怒哀楽を向ける対象とは思っておらず、その姿に驚いたものでした。しかし、この条約は、その後の障害者差別解消法をはじめとする、さまざまな法律や政策の出発点となりました。田中は、そのような広い視野を持って、組織の運営に当たっていたと思います。
日点に勤務していたある日の夕方、田中から部屋に呼び出され、半年間大阪に行って歩行訓練士になってほしいと言われました。こうした懐かしい日々を思い出しながら、これからも視覚障害のある方々のお役に立てるよう努めてまいります。
メールマガジン『アイeye』 編集委員 澤村実希
発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026 川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/
メールマガジンは ここまでで終わりです。