川崎アイeyeセンター
メールマガジン『アイeye』

第256号

2026年3月25日 発行
発行責任者 内藤牧


目次

目次ここまで


1 ニュース&トピックス

(1) 「音声解説付きDVD映画の体験上映会」のご案内

 4月は、アメリカ映画「私の中のあなた」を上映いたします。

日時
4月25日(土曜日) 13時30分から(1時間54分)
定員
46名・予約制(定員を超えた場合、市外の方は抽選となります。)
締め切り
4月10日(金曜日)17時
作品情報
白血病の姉を救うため、遺伝子操作で生まれた妹アナ。幼い頃からドナーとして生きてきた彼女は、11歳で臓器提供を拒み、両親を訴える決断をする。家族の愛を信じて疑わなかった母は動揺し、家族は揺らぎ始める。美談では済まされない選択の先に、命と愛の意味を静かに問いかける感動作。
監督
ニック・カサヴェテス
原作
ジョディ・ピコー
出演
キャメロン・ディアス、アビゲイル・ブレスリン ほか

(2) かわさき春のコンサート「津軽三味線 日本一の競演~全国優勝者による迫力の三味線コンサート~」のご案内

 かわさき春のコンサートでは、日本の伝統音楽・津軽三味線の魅力を、第一線で活躍する三人の名手が余すところなくお届けします。出演は、全国大会優勝を誇る 橋本 大輝さん、山中 裕史さん、椿 俊太郎さんの三名。それぞれ異なる個性と音色が響きあう、ここでしか味わえない豪華な共演です。津軽三味線の迫力ある演奏に加え、民謡や太鼓、胡弓、松岡 典子さんの踊りも交え、日本の音楽の奥深さと楽しさをお届けします。

橋本 大輝/はしもと ひろき
13歳より父・橋本 泰宏 に師事。津軽三味線、太鼓を学ぶ。東京浅草「追分」にて修行後、プロとして活動。島津 亜矢、吉 幾三、丘 みどり などのバックバンドを務める。
山中 裕史/やまなか ひろし
幼少より民謡・鳴り物を学び、高校卒業後に津軽三味線の修行を本格化。津軽三味線と細三味線の二刀流奏者。長山 洋子、伊藤 多喜雄 のバックバンドを務める。
椿 俊太郎/つばき しゅんたろう
3歳より民謡三味線を始め、高校卒業後に津軽三味線奏者・椿 正範 の内弟子を経て、2021年に椿流名取取得。テレビCM出演やIKKOの専属としてイベントなど幅広く活躍中。
松岡 典子/まつおか のりこ(賛助出演)
「わかたけ会」会主。目黒民謡連盟理事。民謡を次の世代に継承する活動をおこなっている。
日時
5月9日(土曜日) 13時開場 13時30分開演(15時30分頃終演予定)
会場
ふれあいプラザかわさき2階ホール
締め切り
4月24日(金曜日)17時
定員
140名(指定席)・先着順

(3) 2026年度「音声解説付きDVD映画の体験上映会」の上映作品(下半期)が決まりました!

 2月10日発行の第253号では、上半期の上映作品をご紹介しました。今回は下半期の上映作品を発表します(※上半期はこちら)。
 日本アカデミー賞においてさまざまな部門で賞をかっさらった、あの話題作がついに登場です!!

 10月の「ライフ・イズ・クライミング!」は、センター長の内藤がチョイスした映画。パラクライミング世界選手権4連覇を成し遂げた、視覚障害者の 小林 幸一郎 さんとガイドの鈴木直也さんのレジェンドチームが、ユタ州の大地に聳え立つ、高さ約100メートルの真っ赤な砂岩“フィッシャー・タワーズ”に挑む胸アツのロードムービーです!どうぞお楽しみに。


2 スタッフルームから/「ご挨拶」

 皆様、こんにちは。センター長の内藤です。

 桜の開花が待ち遠しいこの頃ですが、花粉症の方にとっては辛さを伴う季節ですよね。私も花粉アレルギーなので、くしゃみや痒みと付き合いながら、日課にしている鼻洗いを欠かさずに、ただただ時が過ぎるのを待っているところです。

 さて、私事ではございますが、今年度3月をもちまして、長く在籍しておりました法人を退職することにいたしました。アイeyeセンターでの勤務は2年間と短い期間でしたが、入職してからは40年の勤務になります。この間、利用者対応最前線の仕事に長く携わる機会をいただけたことは、私にとって大きな幸せであり、かけがえのない時間でした。仕事を通して多くの方々と出会い、たくさんの学びと励ましをいただいたことに、心より感謝しております。

 アイeyeセンターでは、前任者から後任者へ業務を引き継ぐことが主な役割ではありましたが、イベント等を通して利用者の皆様と日常的にお話しする機会が得られたこと、そして、ボランティアの皆様の熱心な活動を間近で拝見できたことは、ここでしか得られない貴重な経験でした。また、利用者の皆様の生き生きとした笑顔や積極的なお考えに接するたびに、地域活動や地域福祉の意義や価値を感じることができ、これから第二の人生を生きるためのヒントをいただいたような気がしております。

 大学生の頃、学生ボランティアとして初めて福祉の一端に触れ、その後、一般企業向けの就職活動をしながら「仕事のモチベーションって何だろう?」と迷走していた折、日本点字図書館とご縁をいただいたことが、今日までの私の歩みにつながっています。さまざまなライフイベントを経て40年が経ち、有意義な仕事に出会えたと今あらためて感じております。

 センター責任者としての業務は、前任者が築いてこられた役割やマインドをそのまま後任者へ引き継いでおります。お馴染みのスタッフ一同も変わらず皆様へのサービスを続けてまいります。今後もこれまでと同様に、センターをご利用いただければ幸いでございます。

 私自身は少し休息をいただいたのち、また何かのお役に立てるよう、サポーターとして視覚障害者の方々と関わっていきたいと考えております。また、どこかでお目にかかる機会があるかもしれませんので、この場をお借りして、ひと区切りのご挨拶を申し上げます。皆様どうぞお元気でお過ごしください。2年間、本当にありがとうございました。


3 本棚を探して/「人生の物語」

 録音製作担当の大城です。
 少しずつ日差しが春めいてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は「大人のためのヒューマンドラマ」を2冊ご紹介します。これまでの人生を振り返り、これからの日々を愛おしく思えるような、心温まる名作です。

1. 『ライオンのおやつ』
 小川 糸 著/点字3巻 デイジー7時間16分
 瀬戸内の島にあるホスピス「ライオンの家」。そこでは入居者が人生の最後に食べたい「おやつ」をリクエストできる時間があります。死をテーマにしながらも、物語を包むのは圧倒的な「生(せい)」の輝きと、美味しいものの記憶です。 これまでの人生で食べてきたもの、大切にしてきた風景、そして出会った人々…。それらすべてが、今の自分を作っているのだと優しく肯定してくれる物語です。読み終えたあと、今日食べるご飯がいつもより少し美味しく、愛おしく感じられるはずです。

2. 『木曜日にはココアを』
 青山 美智子 著/点字2巻 デイジー3時間42分
 一杯のココアから始まる、12人の連作短編集です。見ず知らずの人たちが、気づかないうちに誰かの人生を支え、救っている。そんな「縁」の不思議さを描いた珠玉の一冊です。長く生きていれば、自分一人の力ではどうにもならない孤独を感じる夜もあります。しかし、この本は「あなたは一人ではないし、あなたの何気ない優しさが、誰かの希望になっているかもしれない」と教えてくれます。穏やかな読後感とともに、大切な誰かに会いたくなる、そんな魔法のようなお話です。

 物語の中に自分を投影し、登場人物と共に笑ったり涙したりする時間は、心を瑞々しく保ってくれます。今回ご紹介した本が、皆様の日常に、優しい彩りを添える一冊になれば幸いです。


4 編集後記

 今月末をもって、センター長の内藤が退任することとなりました。内藤の発案による漫才公演を実現できたことが、私にとっては良い思い出です。内藤は実は漫才好きだと知り、ささやかな交流にもなりました。
 なお、4月からは現副センター長の稲垣がセンター長を務めます。新体制のセンターを、どうぞよろしくお願いいたします。

メールマガジン『アイeye』 編集委員 浦野盛光


発行:川崎市視覚障害者情報文化センター(川崎アイeyeセンター)
住所:郵便番号 210‐0026  川崎市川崎区堤根34番地15
電話:044-222-1611
ファクス :044-222-8105
メールアドレス:kawasaki-icc@kawasaki-icc.jp
公式ウェブサイト:http://www.kawasaki-icc.jp/


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